ノロウイルス検査は保険適応で受けられない!?
ノロウイルス検査で保険が適応される方は以下のいずれかに該当する方のみです。(大塚製薬ノロウイルス抗原キットの製品情報より抜粋)
- 3 歳未満の患者
- 65 歳以上の患者
- 悪性腫瘍の診断が確定している患者
- 臓器移植後の患者
- 抗悪性腫瘍剤、免疫抑制剤、又は免疫抑制効果のある薬剤を投与中の患者
なぜ保険適応者が限られているのかというと、ノロウイルス感染症だと分かったとしても、特別な治療がないので、一般的な感染性胃腸炎と対応は変わらないのです。
また潜伏期間中などはまだ陽性反応が出ないこともあります。
そのため、検査は医師の判断で必要な方だけに限られるのです。
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検査方法について
ノロウイルスの検査はほとんどが病院で行われ、医師の指示により、看護師が施行する場合が多いです。
キット内には便を取るための綿棒が入っているので排泄した便から採取するか、
オムツに出ている場合はオムツから便を採取するか、
直接肛門に綿棒を挿入し便を採取し検査をします。
結果は15分ほどで、その場でわかります。
また、その場では結果は出ませんが専門の検査機関に送って行う精密な検査もありますが、特別な事情がない限りあまり行われません。
どれくらい費用がかかるの?(検査代のみ)
- 保険適応ありの場合は、1割負担の方300円~
3割負担の方900円~ - 保険適応されずに自費の場合、3000円~
ですが、病院によって料金は変動しますので直接病院に問い合わせをすると確実です。
まとめ
ノロウイルスの検査キットは病院で簡単にできますが、保険適応の方は限られています
自費になる方が多く、陽性が出たとしても、特効薬・予防薬はありませんので対症療法しかありません
料金は各病院によって違いますので、確実に知りたければ問い合わせが必要です
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